寛政年間の再建設計図。標題は「寛政五年(1793)癸丑八月 学校旧地面再建絵図」。中井竹山が幕府に提出した二つの計画の内の後者の案を示すもの。「寛政再建設計図における懐徳堂(1−1)(1−2)」(第六面)の図が敷地自体を拡大する案であったのに対して、この図は、類焼前の敷地の中に再建するという案で、「聖廟」や「教授宅」は見られない。「講堂」も三十畳から十五畳に縮小されている。標題の下の図は一部変更の図。