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大阪大学創立70周年記念事業 |
平成13年(2001)5月、創立70周年を迎えた大阪大学は、その記念事業の一環として、5月5・6日の両日、大阪国際会議場において「バーチャル適塾・懐徳堂」を公開しました。これは、大阪大学の源流である適塾と懐徳堂とを、最新のマルチメディア技術によって顕彰するものです。制作に当たったのは、学内に特設されたマルチメディアコンテンツ実行委員会(代表者:宮原秀夫教授[現大阪大学総長])です。
 (懐徳堂の知の宇宙メニューページ) 懐徳堂関係のデジタルコンテンツとして制作・公開されたのは、(1)懐徳堂データベース、(2)バーチャル懐徳堂、(3)超高精細画像による懐徳堂電子博物館です。(1)は懐徳堂文庫所蔵の貴重資料114点をデジタル画像と解題によって紹介するデータベースで、解題部分は「懐徳堂年表」「懐徳堂事典」「懐徳堂と中国古典の世界」などとリンクしています。(2)は、江戸時代の旧懐徳堂学舎をコンピュータグラフィックスによって三次元仮想空間に再現したもので、閲覧者はその仮想空間内を簡単なマウス操作で自由に体験することができます。空間内に配置された器物のほとんどは懐徳堂データベースにリンクしています。(3)はハイビジョンの6倍の精度という超高精細モニタによって、懐徳堂の貴重資料を公開するもので、特に懐徳堂の自然科学分野(天文学・医学)における業績を「懐徳堂の知の宇宙」として編集しました。

(大阪国際会議場)
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(インタラクティブ懐徳堂)
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